おしゃべり蔵元参謀の駄弁

陸奥国 津軽の西の地より、おしゃべり小太り参謀が叫ぶ。

【日本酒業界における多角的視点からの経営指導の必要性】

久しぶりの更新です。今回も長々と書きました。そして内容は過激です。 先日、青森県弘前市で大学時代の先輩にお会いした。その方は関東出身ながら新卒で入社した会社を辞め、鹿児島へ転職・移住し、今は個人事業主として働いている。 自分も地方へ移住した…

【『強要』するな『口説いて』落とせ】

本日より1週間、横浜の百貨店様のお酒売り場で試飲販売会をやらせていただきます。 百貨店様にいらっしゃる方は、年代も好みも様々で、こういう広い顧客層の方々と直接お話できるのは大変貴重な機会です。 しかし、時には歯がゆいような、どうしてこうなって…

【蔵元参謀の心得 ~旗旒用意ッ! Z、揚げッ!~】

「まことに小さな蔵が開化期を迎えようとしている」 これは作家 司馬遼太郎の名作「坂の上の雲」の冒頭の一文を引用し、「国」を「蔵」に変えたものです。 この作品は明治という時代を迎えた日本という国が主人公の物語です。日露戦争という大きな戦争を迎え…

【常識と固定観念 ~思考せぬ者 論ずるべからず~】

本年の造りより新社長のもとで酒造りを行なっております。 実験作として今までの定番銘柄とは対極に位置する甘口のお酒を造りました。 嗜好品のため賛否両論あって然るべしだが、一つハッキリさせておきたいことがある。 「どんな酒にも必ず輝くシーンがある…

祖母の姿を思い出す 平成最後の8月

「洋平ちゃん」 毎年この時期になると私を呼ぶ優しい祖母の声を思い出す。物心ついた時から深い愛情を注いでくれた祖母。20歳を過ぎても産まれた時から変わらず、私を「洋平ちゃん」と呼び続けた祖母。思春期の頃は昔から当たり前のように呼ばれていたその呼…